今年も梅雨が明けて、夏が始まりました。
きっと、今年は夏が長く続いて、蒸し暑い夏になりそうです。
梅雨が始まったときはうっとしい梅雨による体の不調についてお知らせしようと思ったのですが、
思っているうちに夏になってしまいました。
なので、今年の夏の期間が長く、異常気象により蒸し暑く、体調を崩される方が増えると思います。
熱中症や日射病だけでなく、体の不調にも注意してください。
陰陽五行による推拿整体では、夏の暑さによる、“暑邪”の影響による“暑病”の注意が必要です。
陰陽五行では夏は火に属し、臓腑は心、小腸、液は汗、色は赤、声は笑(独り言)、官は舌、味は苦い。
ようするに、暑邪による影響は、
汗を多くかき、
顔は赤くなり、
独り言が多く、
しゃべると呂律が回らなくなり、
苦い物を敬遠し、
そして、心臓が弱ります。
つまり、心臓の病気である心筋梗塞、心不全、不整脈等が起き易くなります。
そして、心臓の病気なので、なってからでは手遅れになってしまいます。
また、心は神に通ずると謂われ、“神(しん)”は感情と知性の中心です。
神は統率力と判断力で精神作用を主ります。
よって、心が弱ると精神活動のコントロールできずに物事の判断ができなくなり、
自律神経失調症になることもあります。
暑邪による暑病にならないように予防を行いましょう。
汗をかいた時は水分補給をしましょう。
水分補給は水にかぎります、ジュース、コーラ、ビールはだめです。
冷えた水ばかり飲むと、体は冷えて熱中症にはなりにくいですが、
水分補給が十分ではない場合がありますので、冷えてない水も飲んで下さい。
また、食事の時ににがい物も取ることも忘れないでください。
もし、心臓が弱っているなと感じたら、
心経の経穴(つぼ)である、霊道、通里、陰郄、神門、少府を施術しましょう。
今年の夏は要注意です。
暑いのに汗を搔かなくなったら危険信号です。